30.ニセコ湯本温泉

無理すりゃもう一湯行けたかもしれないが、あまりに空腹だったので無理できなかった。(泣) 本日のお宿、湯本温泉へと向かう。途中、キタキツネ君とご対面。去年出会ったキタキツネは、車を止めると近寄ってきておすわりをする人間に慣れたやつだったが、今回出会ったのは、あまり人に慣れていないようだ。

去年は、ニセコ湯本温泉の「チセハウス」で日帰り入浴したのだが、今回は隣の「国民宿舎雪秩父」での宿泊だ。大湯沼のすぐ横にある。

国民宿舎といってもいろいろだ。昨日のゴージャスでバブリーな国民宿舎がある一方、ここのようにおんぼろ系もある。部屋は狭い。北海道でも狭い部屋があることをはじめて知った。勉強になる。しかし、狭い方が落ち着く自分が悲しかった。(号泣)

お風呂は、外来入浴客が多いみたいなので、あとにする。まずは飯だ。何といっても、昼食抜き。その分、追加でニセコ鍋を注文した。ここの食堂はセルフサービスだった。慣れていないものにとってはいろいろとわかりにくい。料理は、追加の鍋がいらないと思えるほどのボリュームだった。満腹満腹。

最終日の予習をして、お風呂に行く。内湯は湯船が二つ。大湯沼からひいている硫黄泉と、ここ独自の鉄鉱泉である。硫黄泉は白濁したお湯で、もちろん、湯の花いっぱい。硫化水素臭が強い。鉄鉱泉は、灰黒色のお湯で、鉄の味がし、黒い湯の花があった。なんとなくこちらのほうが気にった。ふと見ると、浴室の中に雪が降っている。見上げると、一部、天井がないところがあった。何でだろう。(・_・?)

そして、ここの自慢の露天風呂に行く。男湯には5つの浴槽があるらしい。女湯には6つあるらしい。差別だ。(−−#)
内湯を出て通路を歩いていると、あまりの寒さにびっくりする。露天風呂は内湯から少し離れているのだが、たまらなくなって、一番近くの湯船に浸かる。おそらく、露天風呂にたどり着けず途中で凍死する人が毎年何人か入ることだろう。(笑)

寒さに耐えながら、ひととおりすべての浴槽を回る。もちろん、すべて温泉利用である。それにしても、寒かった。

翌朝、ついに最終日である。北海道ともお別れだ。なんてことを考えながら、朝湯をした。何故か、昨日は灰黒色に見えた鉄鉱泉が、透明で、湯の花がなくなっていたミステリアスだった。
広い露天風呂が貸しきり状態。みなさん、あんまりお風呂に入らないんだなと不思議に思う。朝食はバイキングだった。

チェックアウトのときにいたフロントの兄ちゃんは、まったく覇気のないやつだった。客の前であくびをするな! これでいいのか、地方公務員!

泉質は、単純硫黄温泉(硫化水素型)で、大湯沼が源泉のもの(硫黄泉)と、雪秩父独自のもの(鉄鉱泉)です。

旅立つ前に、小湯沼に行く。大湯沼は熱くて入れないのだが、小湯沼は適温らしい。しかし、その道は困難を極めていた。昨夜の雪と、粘土質の土のためにすべるし、熊も出てきそうだし、ひやひやものだった。
やっとの思いで着いたそこは、大きな露天風呂だった。


硫黄臭の漂う灰色の湯で、手をつけてみると、ちょうど良い。入りたいが、ここのすごい湯の花と泥を落とさずに服を着ると、思いっきり硫黄臭をプンプンさせて飛行機に乗ることになる。いやがられるだろうなぁ、下手したら搭乗拒否されるのではと思い、最終日であることを恨みつつ、あきらめた。

ニセコ湯本温泉
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