次の目的地は、当初、松前温泉だった。途中に知内温泉があるのだが、翌日に行くつもりだった。
しかし、国道278号線を走っていて、知内温泉の看板を目の当たりにして気が変わり、予定を変更して知内温泉に行くことにした。

その前に、そろそろ昼時なので、食事をしようと道の駅に立ち寄った。しかし、北島三郎の歌が大音量で流れるだけで、食事のできる施設はなかった(泣)
しかたがないので、何も食べずに知内温泉に向かう。
知内温泉は一軒宿だが、予習で近くに無料露天風呂があるのを知った。
まずは、露天風呂を探すことにする。

無料露天風呂のひとつは展望台に行く途中にあるらしい。
展望台への道は看板があったのですぐに見つかった。

しかし、狭い。びっつ君でもいっぱいだ。
それに轍がすごい。
ボディを草にこすりながら、ひたすら走った。
これまでは、朝日温泉への道が一番大変だと思っていたのだが、記録を塗り替えてしまった。

露天風呂を探しながら走っていると、急に前が開けた。そこは展望台だった。そう、通り過ぎたのだ。せっかく来たのだから、展望台に上った。山が見えた。何を展望したらいいのかわからなかった。ここに来る人はいるのだろうか?
しんどい思いをして来てお弁当を食べたら、気持ちがいいのだろうか?
いや、帰りのことを考えたらそんなことはないだろう。。。

もし、途中で対向車が来たら、どうしたらいいのだろうか?
無事にバックできるとはとても思えなかった。
気を取り直して、帰り道で露天風呂を探すことにする。

途中、駐車できるスペースがあったので車を降りて歩いて探した。
すると、一見分岐のようなところの奥に、あった。ポリ浴槽だ。周りには、浴槽の掃除に使えそうなグッズもある。しかし、浴槽を洗うのは大変そうなので、手湯、足湯だけでお茶を濁した。
帰り道、対向車に出会うこともなく、舗装道に戻った。
ほっ。

ひとつ目の露天風呂が見つかって気を良くしたのか、もうひとつ探すことにした。
工事中の道路に入り、橋の手前の山道を登って行く。

さっきよりは広くて安心して走れると思ったのもつかの間、行く手がとてもびっつ君では行けそうにない状態になっていた。
ちょうど車を止められるスペースがあったので、また歩くことにした。

どうやらがけ崩れがあったようだ。びっつ君でなくても、走れる状態ではなかった。
岩がごろごろ転がり、木が倒れている道をおそるおそる登っていく。

道が下りになったあたりは、崖崩れもなく、普通の(?)山道になっていた。予習によるとこのあたりにあるはずだがそれらしきものは何もない。とりあえず、沢の方に降りてみる。

しばらく降りていくとブルーシートが見えた。これかな?

そこまで行ってみると、木製の浴槽があった。
ここにも掃除道具があったのだが、空腹のため気力もなく、ネズミが浮かんでいる浴槽で手湯と足湯をしてお茶を濁すのであった。
クルマまでの帰り道、クマに出会うこともなく車まで戻り、今度こそ知内温泉旅館に向かうことにした。

知内温泉、予想していたよりも大きく立派な旅館だった。
「ユートピア和楽園」という屋号は、ちょっと・・・だが。
温泉の歴史は古く、800年前に発見されたらしい。
できれば昼食を食べたかったのだが、食堂の営業はしていないようだ。
となると、空腹を我慢して入浴をするのみである。

まずは入り口左側の浴室に向かった。
そこは、大きな浴槽がひとつの浴室だった。
なんとも感動的なのは、床面の析出物。すごすぎる。
お湯の濃さを見事に現しているように思った。
濃いお湯を堪能した後、反対側の浴室に向かう。

岩風呂は人が多かったのでパスして、露天風呂に行った。露天風呂は建物の外にあり、旅館の建物から屋根付きの渡り廊下を歩いていく。

運良く貸しきり状態だったので、出たり入ったりを繰り返しながら堪能するのであった。
気持ちのいい入浴だった。

そして、風呂上りにはメグミルクフルーツをいただく。
去年は雪印だったのが、すっかりメグミルクに変わってしまっている。当然かもしれないが。。。
泉質は、ナトリウム−塩化物・炭酸水素塩泉である。
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