5.日景温泉
  

滑多羅温泉を後にして、途中の数ある温泉にも見向きもせず、青森方面へと向かう。
しかし、大館市をすぎて県境へと向かう頃には大雪。吹雪だった。それも、前も見えないような。道の積雪もだんだんと増えていく。3月の終わりだというのに、さすがは東北である。
一気に青森に行く前に、県境手前の日景温泉に行く。
ここは、予習をしたときに、食塩泉なのに硫黄のにおいがするとあったので惹かれた温泉だ。はたして、どんなお湯なんだろうか?

国道7号線にある看板を目印に左折し細い道を約1km進むと、硫化水素のにおいが漂ってくる。そして、風格のある一軒宿があった。日本秘湯を守る会の会員のようだ。ちょうちんがある。それにしても、この硫黄のにおいといい、建物といい、文句のつけようがない。
早速、浴場へと向かう。

 

浴室は檜葉造りで、何ともいい味を出している。お湯は白濁している。これだけだと、硫黄泉のようだが、飲んでみると少し苦みのある塩味。まさに、食塩泉である。それでいて、あちこちに硫黄が析出している、何とも不思議なお湯だった。内湯は、深いのと浅いののふたつ。扉を出ると、露天風呂がある。向こう側(女湯)にも扉があるということは、混浴のようだ。心なしか、内湯よりもお湯の白濁の度合いが高いように感じた。

リーフレットによると、旅館部と湯治部、貸別荘があるようだ。
一度泊まってみたい、そんな温泉だった。

泉質は、含硼酸食塩塩化土類硫化水素泉である。

日景温泉
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