八甲田山系の最後の温泉は蔦温泉だ。ここも予習をしていなかったので、どんな温泉か予備知識はない。
蔦温泉は国道103号線沿いにあった。
駐車場には池があり、その奥に風格のある建物と、新しい建物もあった。
日帰り客泉用の入口で番頭さんに湯銭を支払い、浴室に向かう。
ここで予習をしてなかったために失敗(?)をする。案内板に従って浴室に行くと、真新しい浴室があった。しかも、無人。普通ならラッキーと思うが、とても他に日帰り客がいないような温泉とは思えないので、不安になる。しかし、入浴しないわけには行かない。
浴室に入ってびっくりする。入口は2階くらいの高さにあり、階段で浴室に下りることになる。それよりもすごかったのは、高い天井。4階くらいの高さがありそうだ。木造の立派な浴舎だった。
浴槽は広い浴室の一番奥にあった。手前には上がり湯がある。丁寧な造りには驚きだ。

脱衣場に説明板があったのだが、ここの浴槽はすべて浴槽のそこから湧出しているらしい。浴槽の底のヒバの木の隙間から、ときどき泡が出てくるのがわかる。
入浴しやすい温度で、薄暗い浴室、うとうととしてしまいそうな温泉だった。
そのためか、浴槽からオーバーフローしたお湯が流れるところがトド寝スペースになっていた。すばらしい設計だ。
この浴室の源泉名は「新湯」となっていた。ということは、もともとの源泉があるはずだ。とそのようなことを考えながら出口に戻る途中に、昔ながらの浴室があった。時間がないので入浴しなかったが、きっとこの浴室が有名な浴室なんだろう。
でも、新しい浴室でも十分に満足できる。きっと、時が経てば、新しい浴室も風格のあるすばらしいものになるだろう。
泉質は、ナトリウム-硫酸塩・炭酸水素塩・塩化物泉である。
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